「リカツと呼ばれる離婚活動」
離婚を考えるときには、すぐには結論を急がない方がいい場合もあると思います。
というのは、ご夫婦の置かれている状況によっては、離婚後の生活(経済的な面を含めて)が容易には想像できないことも多々あるだろうからです。
まだ夫婦間で話し合える間柄であるならば、まずは、話し合って離婚以外の解決の糸口を見つけようとするのも一つの方法ではないでしょうか。
ただし、これは、「うちは会話できないほどバチバチの紛争状態にあるんだよ」というご夫婦からすれば綺麗ごとに聞こえるかもしれません。
しかし、結果的に離婚するにせよ、しないにせよ、まずは、自分がどうしたいのかを考えることが必要だと思います。たとえば、「親の介護や子育てがひと段落してから離婚したい」とか、「夫婦できちんと納得できる解決方法を模索して離婚を回避したい」とか色々あると思います。そして、現状の生活と離婚後の生活を比較して考えていくうちにやっぱり離婚しない方がいいと考えなおす事もあるかも知れません。
けれども、もし、離婚をしようと結論を出したなら準備しておいた方がいい事があります。
そこで以下でおおまかに述べると、
・離婚したい理由を明確に主張できるようにしておくこと。
・離婚後の子育てに関すること。
・財産分与の話し合いに先だって、財産(負債を含めて)がどれくらいあるのか確認しておくこと。
・離婚後の生活環境(住まいや仕事等)を考えておくこと。
上記4つの中にはお金に関することも含んでますが、離婚後の生活を成り立たせるためには、やはり経済的な事が不可欠ですから今後の生活の収支を試算してみるというのも建設的な離婚活動ではないかなと思います。
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