元夫が、約束通りに養育費を支払ってくれないときに「どうするか」というのは、まず養育費の約束をどのような形式で行ったのかにより異なります。

くち約束、離婚協議書など任意の書面で約束した場合

まずは、元夫に養育費を約束通りに支払うように督促します。

元夫に直接言いづらい場合などは、夫の親や兄弟姉妹などにお願いして伝えてもらう方法もあります。

それでも支払ってもらえないときは、家庭裁判所に調停の申し立てをするのが有効な方法でしょう。

公正証書を作成して約束した場合

この公正証書には、おそらく「強制執行認諾文言」が入っているでしょうから、養育費が約束通りに支払われないときは直ちに強制執行、つまり元夫の給料などを差押えすることができます。

しかしながら、直ちに強制執行はせずに、元夫に養育費を公正証書で記載した約束の通り支払うよう、まずは督促することをお勧めします。

なぜなら、強制執行手続きを行なっても、元夫が離婚後に会社を辞めていた場合などは、給料の差し押さえができないことが考えられるからです。

したがって、まずは元夫に連絡をして、支払いの督促をする、そして現在の生活状況や仕事の状況、会社名などを聞いて「探りを入れておく」ことが後々の手続きにとても役に立つ可能性があります。

もし、元夫に電話で督促しづらいときは、行政書士などに内容証明郵便を作成してもらうことも有効な方法です。

元夫から、約束通りに養育費が支払われずにお困りの方は、是非「札幌離婚相談ねっと」にご相談ください