離婚手続きで後悔しないためには、きちんと順を追って手続きをしていくことが必要です。

「札幌離婚ねっと」では、次の順番で離婚手続きを行うことをお勧めしています。

① 離婚について、夫婦でしっかりと話し合いする。
② 話し合ったことは、公正証書等の書面に書いておく。
③ 離婚届を提出する。

実際のところは、③の離婚届を提出してから、②の公正証書を作成することでも手続き上は何ら問題はありません。

しかしながら、「離婚後に公正証書を作成しよう」と約束して、夫婦が先に離婚届けを出してしまうと、その時点で離婚が成立しますから、夫婦の一方に離婚した開放感・安心感があれば、公正証書の作成がズルズルと伸ばされてしまうことが考えられます。

また、女性には6か月の再婚禁止期間がある一方で、男性にはそれがないため離婚の翌日にでも再婚することが可能です。
そうなると、元夫が「オレ、再婚して家族ができたから、養育費そんなに払えないヨ」なんて言い出すかもしれません!

したがって、離婚にあたり夫婦で決めたことは、きちんと公正証書等の書面に記載しておいて、「よし、これ以上離婚について話し合うことはないぞ、大丈夫。」となった段階で、離婚届を出すことをお勧めいたします。