男性が婚約者である女性に、婚約指輪を贈った後に婚約が成立しなかった場合、この婚約指輪を返してもらえるのか、もらえないのかというのが質問だと思います。

一般的な結論からいうと、婚約が成立しなかったことについて、男女双方に責任がない場合は、男性は女性から婚約指輪を返してもらうことができます。

婚約が成立しなかった原因が、男性の側にある場合は、婚約指輪を返してもらうことはできません。

婚約が成立しなかった原因が、女性の側にある場合は、婚約指輪を返してもらうことができます。

ただし、ここで注意しなければならないのは、男女が婚約破棄に至ったときに婚約破棄の原因が何かについて大きな相違があることが少なくない、ということ。

つまり、例えば、男性は「女性が一方的に理由なく婚約を破棄した」と思っていても、女性からすると「男性から傷つく言葉を言われ、結婚する気持ちがなくなった」ということもあります。

婚約破棄は、婚約指輪の返還、結納の返還、慰謝料請求、新居や挙式費用の負担など様々な問題につながります。

そして、まだ「夫婦」ではないために、親などを巻き込んで大きなトラブルになる可能性があります。

このブログでは簡単に結論から書いていますが、婚約者に婚約指輪の返還など求めることができるかについては、その返還を求める前に弁護士、行政書士等の専門家に相談することを強くお勧めします